2021-07-06の Windows Update 後に印刷ができなくなる場合

7月13日付けで修正パッチがリリースされています。July 13, 2021—KB5004237 (OS Builds 19041.1110, 19042.1110, and 19043.1110)

PrintNightmare と称される 印刷スプーラーサービス の脆弱性に対応するパッチを適用後一部の環境にて印刷が行えなくなる事象が確認されています。
影響を受けるOSは以下の通りです。

  • Windows 10 21H1
  • Windows 10 20H2
  • Windows 10 2004
  • Windows Server 20H2
  • Windows Server 2004

Microsoft によると Known Issue Rollback (KIR) 機能により自動でロールバックされるとのことです。
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/release-health/status-windows-10-21H1#1647msgdesc
リンク先の内容どおりですが以下の点にご注意ください

  • 各マシンへのロールバックの適用には24時間かかる場合があります
  • マシンの再起動が早期解決に効果的な場合があります
  • エンタープライズ環境では特別なグループポリシーの適用が必要です

USB接続されたレシートプリンターもしくはラベルプリンターが最も影響を受けやすい(Most affected printers are receipt or label printers that connect via USB.)とあり、PCとプリンターとの接続方法をUSB以外とすることで改善する可能性があります。

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